News

広島支店で危険物災害訓練

 内外輸送・広島支店(広島県安芸郡坂町)で6月に大規模な油槽基地危険物災害訓練が実施された。官民の防災関係者ら多数が参加、また船艇・車両・ヘリも動員しての大規模な訓練となった。
 今回の訓練は危険物基地における屋外タンク火災および油流出事故の発生を想定して、官民の防災関係機関が協力して訓練を実施することで連携強化と防災意識の啓発を図ることが目的。
 訓練は安芸灘を震源とする強い地震により製造所や屋外タンクの配管からアルコール類が漏洩、火災が発生、さらに2次災害として桟橋付近の輸送管に亀裂が生じて大量の油が海上流出したとの想定で行われた。
 広島海上保安部、広島市消防局、海田警察署、広島地区排出油等防除協議会などに内外輸送、日本アルコール販売など各企業から総勢約90名が参加、巡視艇、消防艇、消防車、パトカー、ヘリ、作業船なども加わり陸上、海上での放水訓練など繰り広げた。
 会場となった内外輸送・広島支店では今後も保安・防災体制の徹底化を図るとしている。
(2013/7/10化学工業日報紙掲載)

一覧