News

内外輸送広島支店が坂地区油槽基地危険物災害訓練に協力

 内外輸送(本社・横浜市鶴見区、小幡柾夫社長)の広島支店は6月6日に、坂地区油槽基地危険物災害訓練に協力した。
 危険物基地における屋外タンク火災および油流出事故の各災害の発生を想定し、防災関係機関および自衛消防隊等の官民各機関が協力して防災活動を演練し、関係機関相互の協力体制の充実強化を図るとともに、防災意識の高揚および啓発を図るのが狙い。陸上訓練で消防車等8両、パトカー2両、救急車1両、ヘリ1機、海上訓練では、巡視艇1隻、消防艇1隻、内外輸送および近隣から作業船各1隻が防除船として出動し、全体で総勢約90人が参加した。
 訓練は「6月6日の13時30分頃、安芸灘を震源とする強い地震が発生し、坂町一帯で震度5強を記録」、「内外輸送の広島支店で屋外タンクの配管から漏えいしたアルコール類にも引火して火災が発生」「消防隊および自衛消防隊の活動により火災は鎮火したが、桟橋付近の輸送管に亀裂が生じて大量の油が海上に流出」との災害想定で行われた。
 なお、内外輸送の広島支店は事務所棟、ローリー積場(2施設)、屋内貯蔵所(3施設)、屋外タンク貯蔵所(15施設)から成り、消防用設備等として、87㌧防火水槽、固定式放水銃、チャンバーなどを備えている。
(2013/7/16カーゴニュース紙掲載)

一覧