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大震災への備えの一環で、起震車による防災体験

内外輸送(本社・横浜市鶴見区、小幡柾夫社長)では10日、大震災への備えの一環として、本社・横浜支店で地元消防の指導の下、地震を疑似体験できる振動装置を搭載した起震車による防災体験を行った。内外輸送から19人、近隣企業の3社から8人が参加し、関東大震災のマグニチュード7.9の揺れを約2分間体験した。

 従来から、防災訓練の一環として、起震車による防災体験を希望していたが、起震車は人気であるため順番待ちの状態だった。こうした中、10日に空きが出たことから、本社・横浜支店への派遣を依頼した。

 防災体験は、関東大震災クラスの揺れを体感し、危険物を扱う事業者として、防災意識や日常業務における危機管理意識を高めるとともに、強い揺れがあった場合の適切な行動を学ぶのが狙い。

 起震車では、最初は壁や手すりにつかまらず立ったままで、揺れに耐えられなくなったら座るようにと事前に指示があったが、体験者からは「実際にはほとんど立っていられない。2分間は相当長いと感じた」と感想を話していた。

(2013/12/26 カーゴニュース誌掲載)

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