日本タンクターミナル協会が有馬で総会を開催
「今後も引き続き安全を第一に」と小幡会長

日本タンクターミナル協会(JTTA、小幡柾夫会長)は9日、有馬温泉で総会(写真)を開催し、32人が出席した。
小幡会長はタンクターミナルの状況について「タンク成約率・稼働率ともに高い状況で、かついわゆる『マルチワークステーション』を使用する物流加工の増加等、全般的に好調が続いている。また、40年ぶりにタンクの保管料値上げ機運が高まっているという報道もある。たしかに、私が(内外輸送に)入社した頃から今日まで思い返せば、賃料は据置どころか値下げしてきた記憶しかなく、今後、値上げのタイミングがなるべく早く、かつ自然な形で訪れることを期待する」と述べた。
また、協会活動に関しては、「昨年12月の第1回理事会で本部スケジュールの変更を提案し、年4回の理事会を、賀詞交歓会、勉強会、研修会、定時総会のそれぞれ前にくっつけて開催することを決定し、効率的な協会運営を行うこととした」と報告。また、タンクターミナル業界の安全対策の重要性について、「タンクターミナルが事故を起こすとメーカーにまで影響が及びかねない。順調な時こそ安全に対する意識を強く持ち、タンクターミナル業界の社会的使命を考え、今後も引き続き安全を第一にお願いしたい」と呼び掛けた。
なお、2015年度の役員体制では、三菱化学物流の橋本義信尼崎油槽所所長が新たに理事に就いた。
(2014/10/21カーゴニュース紙掲載)