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JTTA 軽井沢で総会、東京油槽の関谷氏が副会長に就任
「今後も安全に対する意識を高く持ち続けていただきたい」と小幡会長

 日本タンクターミナル協会(JTTA、小幡柾夫会長)は10月22日、軽井沢で定時総会(写真)を開催した。役員改選では、関谷和孝氏(東京油槽営業本部顧問)が新たに副会長に就いた。

 小幡会長(内外輸送)は「日本の化学産業にとって我々危険物物流会社の果たす役割はますます大きくなっている。従来からの保管、輸送などの業務にとどまらず、いわゆるマルチワークステーションを使用する物流加工の増加等、最近では製造工程の一部を担うケースもみられる」と指摘。

 さらに、「海外への生産シフト、生産品目の見直し、工場の統廃合など、事業構造の再構築を進めるメーカーにとって競争力向上に欠かすことができない部門として物流の重要性が再認識されつつある。貨物の低温化、温度管理の徹底などニーズも多様化しており、タンクターミナルや危険物倉庫、海運、陸送、物流容器のリースなどこれまで以上に品の高い効率的なサービスが求められている」とした。

 また、昨今、世間を騒がせている、横浜のマンション傾斜にかかわる杭打ち問題に触れ、「我々は危険物を取り扱っている会社。タンクターミナル業界の社会的使命を考え、今後も安全に対する意識を高く持ち続けていただきたい」と語った。

(2015/11/5 カーゴニュース誌掲載)

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