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広島支店でSUSタンク3基を新設

 内外輸送(本社・横浜市鶴見区、小幡柾夫社長)では、中・四国地区における唯一のパブリックタンクターミナルである広島支店(広島県坂町)の機能充実を図っている。同支店では広島を本拠とする自動車メーカーの好調も背景に、タンクだけでなく、ドラムなどの個品の物流需要も増加。将来的な輸入品の増加も見据え、2012年11月に800㌔㍑のSUSタンクを新設したのに続き、14年12月にはSUSタンク3基(400㌔㍑1基、200㌔㍑2基)を完成させた。

 広島支店はかつて専売アルコールの基地だった「旧構内」と01年に石油元売り会社から取得した「新構内」で構成され、新構内にはタンクの増設の余地がある。液体化学品の保管需要の増加が予想されることから、タンクの増設に踏み切ったもの。なお、新構内にはさらに300㌔㍑程度のタンク1基の増設が可能な状況にある。

 新設後、800㌔㍑タンクは輸入品の中・四国地区におけるストックポイントとしての利用がすぐに決定。続く3基に関しては、旧法で建てられた600㌔㍑タンクの新基準適合化工事に伴う代替タンクの確保という目的もあったが、代替タンクとしての利用終了後、新たな荷主を獲得し、現在、フル稼働している。

 旧法タンクの新基準適合化工事は17年3月31日という実施期限が設けられているが、既に大阪支店(大阪府堺市)、広島支店では完了し、横浜支店(横浜市鶴見区)の1基(880㌔㍑)も今年中の着手を計画。また、横浜支店では20年ぶりとなる桟橋の大規模改修工事を今期から来期にかけて行うこととなっている。

(2016/5/31 カーゴニュース 掲載)

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