広島支店で大規模な消防・海上合同訓練

内外輸送(本社・横浜市鶴見区、小幡柾夫社長)の広島支店(広島県坂町)では10日、広島市安芸消防署の危険物災害訓練に協力した。危険物安全週間の取り組みの一環として、油槽所を対象とした消防・海上合同訓練を実施し、危険物災害に対する活動能力の向上を図ることが主な目的。一次災害(タンクローリー、屋外タンク火災)、二次災害(油流出事故)を想定し、ヘリや消防艇、巡視艇なども出動する大規模な訓練(写真)となった。
訓練には、内外輸送広島支店のほか、広島市安芸消防署、広島市消防航空隊、広島市南消防署、広島海上保安部、広島県海田警察署、坂町、坂町消防団、広島地区排出油等防除協議会、昭和シェル石油広島油槽所、綜合エナジー坂油槽所、日本アルコール販売広島支店の計12機関が実施機関として参画した。
なお、内外輸送広島支店の敷地内には、一般取扱所(ローリー積場等)、屋内貯蔵所(倉庫)、屋外貯蔵所のほか、アルコール類、第2石油類、第3石油類、第4石油類等の屋外タンク18基を設置。消防用設備として貯水槽2ヵ所、固定式放水銃、泡モニター銃、第三種エアホーム泡ヘッダー設備、第四種および第五種消火設備を備え、海上防災用の作業船およびオイルフェンス等、防除資機材も配備している。
(2016/6/23 カーゴニュース 掲載)