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日本タンクターミナル協会 
苫小牧港で研修会、日通のコンテナ船、港湾荷役を見学

 日本タンクターミナル協会(JTTA、小幡柾夫会長)は14日、北海道苫小牧港で2016年度の研修会(写真)を開催し、21人が参加した。苫小牧港勇払ふ頭で、日本通運(本社・東京都港区、渡邉健二社長)のコンテナ船および港湾荷役を見学。「百聞は一見にしかず」と小幡会長(内外輸送)が話したほか、参加者の中には、大きな船を初めて間近で見たという人もあり、タンクターミナル事業とも接点のある海上輸送について学ぶ有意義な機会となった。

 JTTAでは、従来は秋の総会と同時に開催していた研修会を、近年は分けて開催している。研修会はタンクターミナル事業に限らず、物流にかかわる幅広い知識を身に付けるとともに、会員相互のコミュニケーションを深めることも狙い。今回は、日通の協力により船の操舵室も見学することができ、参加者は船の内部や港湾荷役に関する説明を興味深く聞いていた。

 JTTAがホームページ(HP)で公表している「平成28年度石油コンビナート等における災害防止対策の推進について」によると「安全教育の実施」の一環として、石油コンビナート地区や会員会社等の、施設見学を目的とした研修会(年1回)を実施することとしている。近年はメーカー工場なども見学した。

(2016/7/26カーゴニュース 掲載)

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