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日本タンクターミナル協会
大阪で総会、災害対策を共有へ

 日本タンクターミナル協会(JTTA、小幡柾夫会長)は18日、大阪市内で総会を開いた。

役員改選では、小幡会長(内外輸送)、太田英之副会長(辰巳商會)が再任され、新たに本田隆義氏(丸善)が副会長に就任した。

 小幡氏は、「業界全体としては引き続き好調であると思われるが、今年の夏は豪雨、台風、地震と自然災害が頻発し、物流の混乱はもとより、タンクターミナル自体にも被害が発生した」と報告。

 内外輸送の広島・横浜・大阪支店の被害状況を具体的に説明した上で、「今回改めて自然の力、猛威には人間の力では太刀打ちできないということを思い知らされた。自然災害やリスクに対する備え、対策を真剣に考えていかなければならないということを痛感させられる出来事となった」と述べた。

 さらに、「今後もこういった災害は起こりうる。風災や水災については、年々ひどい状況になっている。JTTAとしても、対策を考え、実施する上で皆様の参考になるように情報を交換し合い、共有するような機会を設けて、お互いに活かすことができればと思っている。被害の話はなかなか言いにくい部分もあるが、お互いの経験を生かせるということが何よりも大切」と協力を呼び掛けた。

(2018/10/30 カーゴニュース 掲載)

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