JTTA オンライン勉強会を開催
事故事例、安全対策を学ぶ

日本タンクターミナル協会(JTTA、小幡柾夫会長)は3月25日、2021年度第1回オンライン勉強会を開催した。例年、3月後半に勉強会を実施しているが、新型コロナウイルスの感染リスクがいまだ終息していないことから、オンラインでの開催とし、関東支部から16事業所43人、関西支部から12事業所17人が出席した。
勉強会では総務省消防庁消防研究センター火災災害調査部の塚目孝裕火災災害調査室長が講演した。同センターは我が国唯一の消防防災に関する総合的研究機関で、現場の消防職団員の活動を科学技術の面から支えている。
具体的には、①長期的視野に基づく消防防災に関する研究開発の継続実施②火災、危険物流出事故の原因調査の実施と支援③大規模・特殊災害発生時の専門家集団としての消防活動支援④消防の科学技術関係者の連携の構築と維持、という4つの使命を掲げる。
塚目氏は、同センターの特徴として、屋内で大規模な火災や燃焼の実験を行う「大規模火災実験棟」などを紹介。調査実施状況やここ数年の危険物施設の事故事例、事故を防ぐためのヒューマンエラーの防止策、安全対策について説明した。
(2021/4/1 カーゴニュース 掲載)