ハード・ソフトの両面で感染対策強化

内外輸送(本社・横浜市鶴見区、小幡柾夫社長)では、新型コロナウイルス感染症拡大を受け、BCP(事業継続計画)の観点から、ハード・ソフトの両面で感染対策を強化している。“非接触”、“非対面”をできる限り実践し、エッセンシャルワーカーとしての責務を果たしていく考えだ。
従来から社内でテレビ会議を実施していたが、よりビジネスに使いやすいオンライン会議システム、関連機器を早期に導入。接触、対面を少なくし、ペーパーレス化にもつながる電子決裁システムをオーダーメイドで開発、運用を開始した。
感染拡大直後から、飛沫感染対策として事務所内各所にアクリルボードを設置。洗面所の蛇口を介したクラスターの発生事例が報道されたことから、事務所の洗面所は、手を差し出すだけで水の出し止めができる自動水栓に全面的に切り替えた。
アルコール消毒液も手をかざすだけで簡単に操作できる非接触型のディスペンサーを導入。タンクターミナル構内での給水設備についても、蛇口をひねることなく、最低限のタッチで吐止水できるものを導入した。
安全対策の一環として事務所内で行っていた朝礼は方式を変更。各チームに分かれて屋外で行い、チーム間の情報共有はホワイトボードを活用。また、全従業員を対象に、定期的かつ時期をずらしながらPCR検査を実施するなど徹底した対策を講じている。
なお、直近の設備投資では、広島支店の桟橋の大規模修繕工事を3年計画で推進。一昨年、昨年は横浜支店と大阪支店で屋外給水タンクの修繕を行った。横浜支店では防油堤内の除草の手間をなくすため、全タンクのコンクリート舗装化を進めている。
(2021/5/27 カーゴニュース 掲載)