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年頭所感 日本タンクターミナル協会 会長 小幡 柾夫

 謹んで新春のお慶びを申し上げます。
 また、改めてコロナ禍での医療従事者の方々・エッセンシャルワーカーの方々の献身的行動に対して心より敬意を表する次第であります。
 私たちタンクターミナル会社はリモートで出来る職種が限られており、基本的に現場で作業を行わなければなりません。タンクターミナルは社会インフラの1つであり、物流を止めないためにもエッセンシャルワーカーとして果たしている社会的役割は極めて重要です。現場は屋外作業が中心で換気とソーシャルディスタンスは確保しやすいものの、少しの油断が感染につながりかねないので、常に基本に立ち返り、徹底した手指洗い・うがい・消毒・マスク着用の励行も大切なことと考えます。
 さて、タンクターミナル業界は一昨年、昨年とコロナ禍にありながらも需要は底堅く、タイトな状況が続いております。消毒用途としてのアルコールの需要は依然として多く、一昨年に需要が落ち込んだケミカル品についても、既に回復傾向となっており、変異株の世界的蔓延など、まだまだ安心できる状況ではありませんが、今年も引き続き堅調に推移していくことを期待してやみません。
 一方、コロナ禍においてはDX化が進んでおります。当協会では毎年春に例会として開催している「勉強会」を、昨年3月に初めてオンライン方式で行い、関西支部・関東支部から約60名が参加しました。オンラインであれば移動の時間や会場費等もかからず大人数での参加が可能となり、次回は日本危険物倉庫協会・日本危険物コンテナ協会にも呼びかけ、より多くの参加者を募りたいと考えております。
 当協会といたしましては引き続き幅広いご支援とご協力を賜り前進して参る所存でございます。本年も皆様にとりまして実りある一年でありますことを祈念いたしまして新年のご挨拶とさせていただきます。

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