日本タンクターミナル協会
屋外タンクの地震・津波被害対策で勉強会
危倉協、危コン協の会員も参加

日本タンクターミナル協会(JTTA、小幡柾夫会長)は13日、2022年度勉強会(例会)をオンライン方式で開催した。「屋外タンクの地震・津波被害および対策について」と題し、総務省消防庁消防研究センター施設等災害研究室長の畑山健氏が講演。日本危険物倉庫協会(瀬戸口任三郎会長)、日本危険物コンテナ協会(大森寿明会長)の会員会社にも参加者を募り、計150人が参加した。
畑山氏は、JTTA会員企業が保有するタンクがおおむね、最大3000KL程度で「浮き屋根式」ではないことも踏まえ、石油タンクの津波および短周期地震に関する被害・対策に絞って説明した。
具体的には、東日本大震災時における石油タンクの津波災害について、津波を受けたことで移動した最も大型のタンク、最も移動距離が長かったタンクについて事例を報告。満液に近いほど動かない傾向があることや、アンダーボルトの効果にも言及した。
また、消防庁のホームページからダウンロード可能な「屋外貯蔵タンクの津波被害シミュレーションツール」、昨年度末に消防庁が策定した「小規模屋外貯蔵タンクの津波・水害対策工法に係るガイドライン」についても紹介した。
(2022/4/19 カーゴニュース 掲載)
畑山氏は、JTTA会員企業が保有するタンクがおおむね、最大3000KL程度で「浮き屋根式」ではないことも踏まえ、石油タンクの津波および短周期地震に関する被害・対策に絞って説明した。
具体的には、東日本大震災時における石油タンクの津波災害について、津波を受けたことで移動した最も大型のタンク、最も移動距離が長かったタンクについて事例を報告。満液に近いほど動かない傾向があることや、アンダーボルトの効果にも言及した。
また、消防庁のホームページからダウンロード可能な「屋外貯蔵タンクの津波被害シミュレーションツール」、昨年度末に消防庁が策定した「小規模屋外貯蔵タンクの津波・水害対策工法に係るガイドライン」についても紹介した。
(2022/4/19 カーゴニュース 掲載)