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日本タンクターミナル協会
CTTの宮川氏が新会長に就任
「ともに成長していく取り組みが必要」

 日本タンクターミナル協会(JTTA)は10月26日、2022年度定時総会をオンラインにより開催した。役員改選では、17年間会長を務めた小幡柾夫氏(内外輸送)が退任し、新会長に宮川靖嘉氏(セントラル・タンクターミナル)が就いた。また、新任の副会長に長原克哉氏(内外輸送)が決定し、太田英之副会長(辰巳商会)は留任した。

 宮川新会長は、「前任の小幡会長には十数年にわたりJTTAをリードし、大きな役割を果たしていただいたことに感謝の意を表したい。今まで取り組んでこられた安全なターミナルの構築・運営を最重要課題と位置づけ、様々な活動を行っていきたい」と抱負を述べた。

 また、「全世界において脱炭素化、規制強化、人材の確保など課題が山積みとなっており、我々のパートナーである顧客においても大きなうねりの中で、我々とともにサプライチェーンの構築を図ってきたが、今後はともにバリューチェーンの最適化を考えていかねばならない。JTTAとしては関係者と協力し、ともに成長していく取り組みが必要」と強調した。

 続けて、「このような先の見えにくい大きな変革期に会長職をお受けすることになり重責を感じる一方で、皆様とは今まで以上の結束を図り、会員各社で抱えている共通の課題にも取り組んでいければと考えていきたい」と語った。

 2005年から17年間、2代目会長を務めた小幡氏は退任にあたり、「就任と同時に、関西支部・関東支部をまとめる上部組織として本部を設置し、毎年全国各地での総会・懇親ゴルフコンペ・研修会および危険物保安室消防大学校消防研究センターから講師をお招きしての勉強会等々たくさんの思い出がある」と活動を振り返った。

 また、「至らぬ点も多々あったかと思うが、何とかここまで会長を務めることができたのも皆様に支えていただいたからこそ。改めて心から感謝申し上げるとともに、これからは宮川新会長を皆様で支えていただき、JTTAのさらなる発展を祈念したい。2023年にJTTAは大きな節目となる発足50周年を迎える。来年こそはコロナ禍も落ち着き、久々にリアルで盛大なお祝いができることを願っている」と挨拶した。

 

(2022/11/1 カーゴニュース 掲載)

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